正義のヒーローになりたがるオタク、あるいは「これだからマスゴミは……」脳の恐怖

昨日はあの秋葉原の事件から1年がたったそうだ。思ったより1年が早い。
そこで俺自身、あるネットの記事について思ったことを少し。
どうも昨日からもやもやしたものが残っているので、ここで書かないとスッキリしない。


「オタク=正義のヒーロー マスゴミ=悪の権化」という視点。でも、本当にそれでいいの?


秋葉原無差別殺傷事件から1年 献花をあさるマスコミ : アキバBlog


俺はこの記事を読んで、メタはてブでこう書いた。

はっきり言うと、このブログの管理人が書くマスコミ批判の記事が嫌いだ。オタク(である自分)がいつも正しいと思っている分、非常にタチが悪い。


告白させてもらうと、このアキバBlogというサイトは、実に魅力あるサイトだと思っている。俺の住んでいる所*1から見ればこの「秋葉原」という地域は非常に魅力的な都会であるし、ましてやその情報は「タイムラグや情報共有自体が不可能」が当たり前の田舎から見れば、非常に新鮮で面白い。


だからこそここの管理人に向かって言わせてもらうが、マスコミの様子を面白おかしく書いて、自分の行為を正当化するな。ていうか、「オタクである俺(達)は、ここにいるマスゴミを叩ける正義のヒーローなんだ」みたいな間接的な寝言に近い行為をするのも大概にしろ!!


オタクがマスコミを叩く行為はオタク視点で読む限りなら効果的な情報源だが、別にオタクでもない第三者から見れば単なる日常の鬱憤晴らしにしかならない*2


いい加減オタク連中は「俺達オタクは選ばれたヒーローなんだ」という考えを捨てたらどうだ。見た目が普通だろうがキモかろうが、オタクは単なる人間で、選ばれた人種ではない

関連


http://ralf-halfmoon.jugem.jp/?eid=447

 でも、それを「正義は我にあり」みたいな顔して、鬼の首を取ったように報じるネットメディアにはもっと腹が立ちます。あなた方が大手マスコミの専横を書き立てるのは、そういうネタが読者ウケするからですよね? 大手マスコミは部数や視聴率のために何でもやり、ネットメディアはアクセス数のために何でもやる。はっきり言ってやると、あなた方はみんな同じ穴の狢なんです。

*1:九州南部のど田舎

*2:これは20年ぐらい前の宮崎勤事件の頃から変わらない。マスコミに対する恨みの気持ちは分からなくはないが、それでも「幼女を3人も殺したのは宮崎勤であって、マスコミではない。絶対に!」と本気で言いたくなる。