「真っ当なマスコミ」と「真っ当なネットメディア」

 一応定義上は昨日の続き。


 http://d.hatena.ne.jp/yas-toro/20090609/1244555458について、id:yas-toroさんに『「真っ当なマスコミ人」とは何でしょうか。』という内容のコメントを送ったところ、以下の2つの記事を引用してほしいという事なので、それについて書いてみることにする。


http://d.hatena.ne.jp/yas-toro/20090219/1235053965
http://d.hatena.ne.jp/yas-toro/20090228/1235826293

 基本的には「情報」を「取材」してそれを「提供」してくれる前提の元、モラルなりマナーが常識レベルでありつつ、偏向もある程度の範囲で収まっていればマスコミかなあと。少なくとも私には出来ない事です。どれもこれも。だから過去には無条件で信じてるくらいでしたし(それはそれで私がアホなんですが)。ネットは「嘘を嘘と(略」の世界なので、そこまで求めてませんし。そういうマスコミの凄さを、非常識な言動や偏向し過ぎの記事、身内への甘さ等を見ていると、文句の一つも言いたくなる訳で。


http://d.hatena.ne.jp/yas-toro/20090609/1244555458id:yas-toroさんのコメントより


 読ませてもらいました。俺が質問した「真っ当なマスコミ人」という質問に対しての回答については俺も同意です。
 でも、id:yas-toroさんのコメントにある「非常識な言動」、「偏向し過ぎの記事」、「身内への甘さ」の部分はネットメディアにも同じ事が言えるのではないかと思うのです。


 俺が昨日のこの記事アキバBlogの管理人に腹を立てているのは、オタクがマスコミに対する「(取材者としての)非常識な言動」、「(オタクに共感してもらうための)偏向し過ぎの記事」、「(犯罪を犯した)身内への甘さ」を記事として読めてしまったからなんですね。オタクが「正義の味方」であるためには、そういう「非常識なマスゴミ」と同じ行動をとってもいいのか? と思ってしまった訳です。


 ネットメディアが「真っ当」であるためには、できる限りマスコミの「理想像」をネットメディアにも求めることが大事だと思います*1。引用した2つの記事のようにマスコミに対する怒りが書けるのなら、ネットメディアにも同じように、変に偏向している記事に対して怒りを表明することを恐れないことが大事です。「嘘を嘘を(略」だけではネットメディアは成長しません。

*1:難しい要求である事は俺も分かっているのですが。